今年で20周年を迎える『金色のガッシュ!!』
週刊少年サンデーを開いたらブリを背負った全裸の少年が窓ガラスを割って入ってきたあの日を私はいまだに覚えています。
あれから20年経つんですね…

歳がバレるw
20年経っても色褪せない不朽の名作『金色のガッシュ!!』の魅力を今一度、見直してみましょう!
何度もいろいろなところで語られていると思いますが、私もどうしても語りたいので記事を書きます!
こちらの記事では、『金色のガッシュ!!』の魅力と名シーンを私の目線でお届け!
全話無料で読む方法も解説いたします!
ネタバレには配慮しておりませんのでご注意くださいね☆彡

金色のガッシュ!!全話無料で読む方法
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金色のガッシュ!!の魅力
紙の書籍の「金色のガッシュ!!完全版」16巻(最終巻)に増刷がかかりました!!これで16巻は4刷りです!!ありがとうございます!!
— 雷句誠 (@raikumakoto) September 6, 2021
只今、紙の書籍の方の完全版がAmazonさんで品切れ状態となっています。水曜日以降、在庫復活となりますので、少々お待ちください!😊 pic.twitter.com/p9X9XoIZyf
私は『金色のガッシュ!!』が大好きなのですが、その魅力は一言では語りつくせません…。
とにかく面白い!元気になれる!前向きになれる!友達を大切にしたくなる!キャラクターが一人も死なない!
読んでいて感情がマイナスに振れることがありません!
もちろん敵に対して怒りの感情が湧くことはありますが、つらく悲しく重い気持ちになるということがないのです。
それは主人公ガッシュの優しさだったり、魔物の子供たちの素直さだったり…
どんな敵でも、最後の最後の集合写真では笑顔で写ることができる物語の懐の深さもあって…。
とにかく壁をエネルギッシュに乗り越えていく登場人物たちに本当に心を動かされます!
それでは魅力を語っていきましょう☆彡
魅力的なキャラクター!
『金色のガッシュ!!』の魅力といえば、魅力的なキャラクターでしょう!
主人公のガッシュをはじめ、どのキャラクターも個性豊かで、私もそれぞれ好きなところがあります!
中でも、魔物と人間のコンビの関係性がとても尊い!
良いコンビが多すぎて書ききれませんが、抜粋してご紹介します!
ガッシュと清磨
主人公コンビ。最初は弱弱ですが、どんどん成長していきます!
ガッシュのハンデを天才の清麿が導いていくコンビなことに間違いはないのですが、清麿もただの頭脳キャラではなく一緒に血まみれになって戦う熱いヤツなところがポイント。
清麿も最初は不登校で斜に構えたタイプでしたが、ガッシュと関わることでクラスのみんなと打ち解けることもできたし、清麿自身もとても成長しましたよね!
お互いがお互いを高めることのできる最高なコンビだと思います!
ティオと恵
カワイイ女の子コンビ!この二人は姉妹のような関係だったんでしょうね。
一緒に料理をしたりと、戦い以外でも楽しく過ごしていたんじゃないかと想像できます。
モモンに対して怒りのゲージが振り切れたときのティオはめちゃくちゃ笑いましたwww
ティオもなかなか気の強い子ですが、恵さんも結構サバサバした性格をしていてアイドルだということを忘れてしまいますw
キャンチョメとフォルゴレ
どこまでもギャグキャラ…いえいえ、最終的には最強キャラになりますから!
初登場シーンは何度読んでも笑ってしまいますw意味わからな過ぎてwww
でもフォルゴレって、大人なんですよね。今清麿たちが乗り越えている最中のことを昔経験していて、成熟しきった大人なんです。
道化を演じていても芯がしっかりしていてめちゃくちゃカッコイイ。そのカッコよさに気づくのが最終盤っていうのがまた良いんですよね~。
ガッシュたちの中でも一番未熟なキャンチョメのパートナーがフォルゴレで本当に良かったと思います。
サンビームとウマゴン
飼い主とペットと言ったら怒られそうですが、そんな感じですよねw
意外とギャグ枠にフラれることが多いサンビームさん。
サンビームさんがウマゴンのことをめちゃくちゃ理解しているのに最後まで本当の名前がわからなかったっていうのがまた笑えます。
サンビームさんもこの作品の「カッコイイ大人」枠。
決めるところは決めてくれます。
ナゾナゾ博士とキッド
おじいさんと孫コンビ。
生きる希望を失ったナゾナゾ博士にとって、キッドという素直で小さい子供は最高のパートナーだったと思います。
キッドと一緒に過ごした日々はナゾナゾ博士にとってとても大切な日々だったはず…。
おかげでナゾナゾ博士もキッドを失ってからも目標を見失わず、最終的にヴィノーの世話まで買って出ていました。
ビッグ・ボインとの関係は気になるところですがw
ブラゴとシェリー
『金色のガッシュ!!』で男魔物と女パートナーにハズレはありません!!!!
どの関係性も良いのです。
中でも一番はこのブラゴとシェリーではないでしょうか。
ゾフィスとの戦い…良かったですよね。
いつもブラゴがシェリーを助けてくれて…、シェリーもブラゴの期待に応えようと努力して…。
結果めちゃくちゃ強くなるという。
最終的にブラゴも精神的にも肉体的にも別人のように成長しましたよね!これは愛の力でしょう!
シェリー以外がパートナーだったら、ブラゴはあそこまで大きい男にはならなかったと思います。
ウォンレイとリィエン
恋人同士の魔物とパートナー。
リィエンがリオウに呪いをかけられたとき、ウォンレイはガッシュたちを裏切ってしまいましたが、ウォンレイの性格とウォンレイの立場ならそうする、と素直に納得することができたんですよね。
ガッシュは絶対しないだろう…でもウォンレイはリィエンを愛しているから、「他の誰を犠牲にしてもリィエンを助けたい」という想いがあるのはすごくわかるし、それがウォンレイの良さでもあると思います。
ずっと二人で田んぼを耕してほしかった…
ゼオンとデュフォー
二人とも心に傷を負った最強コンビ。
そんな二人がガッシュと清麿と関わるうちに変わっていくのも、金色のガッシュ!!の尊いポイントです。
ただ…なんだかんだで二人の仲はビジネスパートナーという感じではなく、家族のようなものだったのかなと思っています。
完全版のガッシュカフェでゼオンが鰹節を食べている姿をいつ見ても面白いと言っていたので、ゼオンの好物の鰹節をよく食べさせてあげてたのかな、と微笑ましく思ってしまいましたw
強さはもう言うまでもありませんね。
パピプリオとルーパー
終盤まで残るコンビ。疑似親子コンビです。
ずっとただのギャグキャラだと思っていてごめんなさい。
最後のエピソードを読んだ瞬間衝撃を受けて最初から読み直すと、初登場の頃の単行本の中表紙にすでにルーパーの息子の墓でパピプリオと出会うシーンが描かれていてビックリしました。
そう思い返せばルーパーはずーーーっと母親ムーブをしていました。
メチャクチャに見えてパピプリオを害する者は許さないルーパー。パピプリオを守ろうとするルーパー。
やだ、泣ける…
アースとエリー
男魔物と女パートナー。二人とも大人びているように見えて実はごっこ遊びだったっていうのが良いですよね。
アースもまだまだ精神的に未熟だけど、そんなアースのために生きる希望を見出して勇気を出して手術を決意するエリー。
なんて尊いんでしょう。
ロデュウとチータ
男魔物と女パートナー。
素直になれないですが絶対にロデュウはチータのことが好きだったと思うんですよね。
チータに対する行動が好きな女にする行動そのものすぎて…。
でも最後にチータを散々励ましたあと「惚れる男も出てくらぁ」って言うんですよ…。
いや、惚れてるのはオマエだろ。と。
男気溢れすぎなロデュウ様かっこよすぎ…。最後に仮面と取って素顔で看護師になるチータも良いですよね。
テッドとチェリッシュ
魔物とパートナーじゃないですがw
すごく好きです。この二人。
この「惚れた女を全力で守る」って価値観…現代じゃあんまり見ないですがめちゃくちゃカッコイイですよ。
しかもそれが、散々自分が守ってきた子供から言われたら…。
チェリッシュも最後ゼオンの呪縛を乗り越えて、子供たちの想いを力にしてガッシュたちを助けるところがもう最高にかっこよすぎてガッシュの女魔物のカッコよさ第一位を獲得しました(私の中で)。
ビョンコとパティ
こちらも魔物とパートナーじゃないですがw
本当にどうしようもない子供が成長したといえばこの二人ではないでしょうか。
ビョンコとかリアルにこんな子供いますよねw
この二人の良いところは、最初はどうしようもなくて間違いも起こすけれど、しっかり謝れるところです。
そして、謝った子供がちゃんと救われるのが『金色のガッシュ!!』という作品なのです。(ゼオンもそうですよね)
子供なんだから間違えることはあるし、大人が諭して導いてあげて、最後は許してあげる。
しっかりした大人がパートナーで良かったです。
キレのあるギャグ!
『金色のガッシュ!!』といえばぶっ飛んだギャグじゃないでしょうか。
まずフォルゴレとキャンチョメの初登場シーンから腹抱えて笑えます。
ナゾナゾ博士の連れてきた12人も意味不明すぎて笑えます。
清麿のクラスメイトが揃いも揃っておかしくて笑えます。
ビクトリーム様やベルギムEO、ウンコティンティンなどの敵キャラもヤバすぎて笑えます(しかも強い)
これは言葉で説明してもわからないので、読んでくださいw
ブレずに最後まで走り抜けるストーリー!
『金色のガッシュ!!』の良さといえば一貫したストーリーではないでしょうか。
最初から最後まで魔物の王様を目指すというお話で、その中でも「やさしい王様」というワードは2巻ですでに出てきています。
1話からアツイ展開ですが最後までそのアツさは衰えず、最終巻は漫画史に残る素晴らしい盛り上がり!!
最後の一人になるまで戦い続けるバトルロワイアル方式なうえに最後の一人になっても魔物は魔界へ帰ってしまうので、全キャラクターに別れが待っているというのも切ない…。
そしてその魔物の退場シーンがことごとく泣けるんです…。
思い切り笑えて思い切り泣ける、心のデトックスに最高な作品です。
金色のガッシュ!!の名シーン
金色のガッシュ!!の名場面といえば…たくさんありますよね!!
何なら魔物の退場シーンは全部名シーンです!
もう語り尽くせないくらい…
ここでは私の『金色のガッシュ!!』で大好きな場面を紹介していきます!
※当ブログでは著作権に配慮し、漫画のコマ画像は使用しておりません。

金色のガッシュ!!名シーン:1話「清麿が実際何をした!?」
まずは第1話から!
不登校だった清麿は久しぶりに学校へ行きましたが、クラスで浮いていました。
ただ一人清麿と普通に話してくれるスズメが不良の金山に絡まれてしまい、ガッシュが止めに入ります。
でもまだまだ弱いガッシュは一方的にやられてボロボロに…
金山はガッシュに対し、清麿は自分以外を見下している、あいつは永遠に学校なんて来なくて良いと言いました。
それに対するガッシュのセリフ!
「だまれ!お前に清麿の何がわかる!」
「清麿は好きで天才になったんじゃないんだぞ!」
「清麿が変わったんじゃない!清麿を見る友達の目が変わったんだ!」
「清麿が実際何をした!?お前のように誰かを傷つけたか!?」
「これ以上私の友達を侮辱してみろ!お前のその口、切り裂いてくれるぞ!」

痺れますね~~~!
1話からガッシュはガッシュでした!
ふてくされていた清麿も、この1話をきっかけに前向きな性格になっていくんですよね!
このときの金山がこの後普通に仲良くなり、ツチノコを探しに行くオモシロキャラになるのも良いですw
金色のガッシュ!!名シーン:18話「やさしい王様がいてくれたら…こんなつらい戦いはしなくてよかったのかな…?」

コルル~~~
もう名場面中の名場面。
カラオケでカサブタを歌ったらいつも出てくるあの場面です。
心の優しいコルルは戦うことが嫌いな魔物。
そんな魔物に対しては別の人格が用意されていて、コルルは無理やり戦わされていた…。
コルルはもうこれ以上人を傷つけたくないと言い、ガッシュに本を燃やしてほしいと頼みます。
一方でパートナーのしおりはコルルと離れたくないと言い、板挟みにあうガッシュですが、清麿は意を決してコルルの本を燃やしました。
コルルは清麿にお礼を言って、その後のこのセリフ。
ガッシュがこの後「やさしい王様」を目指すことになる重要なシーンです。
もう本当に泣けます。コルルだってしおり姉ちゃんとずっと一緒にいたかったはず。
それでも人を傷つけたくなかった、その葛藤がかわいそうで…。
このときコルルが使えたのは変身して人を傷つける術のみ。
でも最終的に「シン・ライフォジオ」という人を守る最強の術を使えるようになるというのが本当に救われますよね…!
べしゃべしゃに泣きました…。

思い出してまた泣けてきた…
金色のガッシュ!!名シーン:136話「僕の王様は…ナゾナゾ博士なんだ!!!」

キッド~~~~~
石板編、ベルギムEOとの戦い。ナゾナゾ博士はベルギムEOの攻撃を受けて倒れてしまいます。
ベルギムEOからさらなる一撃が…そのとき、キッドがナゾナゾ博士を庇います!
キッドはボロボロになりながらもナゾナゾ博士のような作戦をフォルゴレとキャンチョメに指示。
まるでナゾナゾ博士が戦っているようだと皆が思います。
しかしキッドの本は火が燃え移りもうキッドとの別れは間近…。
そんなとき、キッドの心の姿がナゾナゾ博士に別れの声をかけます。
「僕がこんな指示をできるようになったのも博士のおかげさ!」
「僕は博士のようになれたかな?」
「だとしたら嬉しいな。僕は王様になれたんだ」
「僕の王様は…ナゾナゾ博士なんだ!!!」
「今までありがとう 大好きなナゾナゾ博士!」

もう泣くしかない
みんなミコルオ・マ・ゼガルガと聞いたらこの場面が思い浮かびますよね…。
ナゾナゾ博士が自分の手が火傷でボロボロになるのも構わずキッドの本を手放さなかったのも、ナゾナゾ博士がキッドの最後の呪文を本を読まずに唱えることができたのも全部泣けます。
このときのキャンチョメの無力感も後の展開に繋がってくる重要なシーンです。
余談ですがこのシーン、マジでアニメが最高です。声優さんの演技すごすぎる。
アニメは原作改変がかなりあるので後半は微妙なのですが、このキッドお別れシーンとパティとビョンコが月の石を破壊するシーンは本当に最高なので何度見ても泣いてしまいます。
金色のガッシュ!!名シーン:146話「何よ…アルベール 私の声 届いてたんじゃない」
石板から蘇ったレイラ。
もう二度と石板に戻りたくないという恐怖から、ゾフィスによって、月の石の光が届く場所から出ると石に変わってしまうという暗示にかかってしまいます。
レイラは意を決して光の外に出ようとしますが、その瞬間体が石に変わってしまうという幻覚が!
しかし暗闇で冷たい石になったレイラの手を握る誰かの存在が、レイラを救い出します。
それは、ゾフィスによって心を操作され人形のようになっていたレイラのパートナー・アルベールでした。

アルベールーーー!
ここでレイラを救うのがガッシュでも清麿でもなくアルベールだっていうの最高じゃないですか?
それまでレイラの背後でただただ呪文を言うだけの存在だったアルベールにパッと光が当たった瞬間というか…。
魔物と人間の絆が全てを乗り越える力になっていくっていうのがすごくすごく良いです!!!!
金色のガッシュ!!名シーン:153話「パティも一緒に また魔界で遊ぶゲロよ…」
それまでのガッシュの頑張りを目の当たりにして自分のしてきたことを反省して、ガッシュの助けになろうと懸命に月の石を破壊しようとするパティとビョンコ。
自分の髪を囮にしてデモルトをだまし、月の石を破壊することに成功します。
ところがもうすでにパティの本には火がついていて、別れは直前に迫っていて…。
パティはガッシュに、魔界に帰ったらビョンコと仲良くしてあげてと頼みます。
自分はひどいことをしたから良い、でもビョンコは一生懸命やったから仲間外れにしないで欲しいと泣くパティ。
それに対してガッシュは「パティもビョンコも大事な大事な友達だ!!!」と伝え、パティは「ありがとう…」と消えていきます。

パティ頑張ったね…
超ワガママ娘が反省して頑張って、それをちゃんと受け入れるガッシュの度量よ…。
パティにとって髪はとてもとても大切なものだったというのは想像できますよね。
そんな髪を失ってでも、ガッシュの役に立ちたかった。
そしてパティとビョンコが正しい道へ行った瞬間に力を貸してくれるウルルとアルヴィン…。
良い大人ですよね…。
また、ビョンコとパティが求めているのが「魔界に帰ったら一緒に遊ぶこと」っていうのが本当に好きで。
あぁ、子供なんだなぁ…と、なんでも許してあげたくなってしまいます。
この一連の流れがもう最高すぎて大好きな場面です。
金色のガッシュ!!名シーン:223話「ウォンレイが私たちを守ってくれた」

ウォンレイ~~~
ファウードの中、ウンコティンティン戦。
壁を挟んで離れ離れになってしまったウォンレイとリィエン。
リィエンは目を閉じてウォンレイの姿を感じながら呪文を唱えて応戦します。
心の力を使い果たしてボロボロのウォンレイ。それに対してウンコティンティンは自爆すると宣言。
リィエンはウォンレイが死んでしまう前に魔界へ帰れるように、恵に頼んでウォンレイの本を燃やしてもらいました。
ボロボロのウォンレイはそれでも大切な人を守るため、立ちふさがります。
爆風の後、ウォンレイもウンコティンティンもいなくなった空間にただ一つ残ったのはウォンレイの形の壁でした。
「ウォンレイが私たちを守ってくれた…」

ウォンレイもブレなかった
本人はブレたと思っていたけど、ブレてなかったよ…
ウォンレイは一貫して「守る王」を目指していました。
「私の後ろには傷つけてはいけない人がいる」というウォンレイの背中に、ガッシュたちは何度も助けてもらいましたよね。
このウォンレイの背中が、後のティオにも影響している。
リィエンを愛してリィエンを守りたいあまり、魔界の他の魔物を犠牲にしようとした自分に守る王になる資格なんてないと自責の念にかられていましたが、ウォンレイはちゃんと仲間を守ってくれていました。
このリィエンの号泣がもらい泣きを誘うんですよ…別れが悲しいよね…
金色のガッシュ!!名シーン:241話「お前は王をも殴れる男になったぞ」

バリーーーー!
バリーとキースの戦い。バリーは完勝しましたが、キースは敗北を悟ってファウードの装置で高エネルギーの滝状の壁を出現させます。
皆を通すため、自分が滝を防いで皆を通そうとしたのはガッシュでした。
ところがそれを見て、バリーは体の大きい自分がが滝を防ぐ役目をすると言い、ガッシュに覆いかぶさります。
ためらうガッシュ。
バリーはガッシュを殴り飛ばし、先に行けと叫びます。
その想いに応えるガッシュたち…。
グスタフはバリーが死んでしまう前に、本を燃やしてもらいます。
別れの直前、グスタフはバリーに対し、「お前は王にはなれなかった だが お前は王をも殴れる男になったぞ」
「王を殴れるんだ でかく、いい男になったじゃねぇか」と声をかけるのでした。

バリーめちゃくちゃでかくなった…
最初はチンピラのような性格で、ただ強さだけを求めていたバリー。
確かに強さはありましたが、志を持つガッシュの目に怯み、ガッシュを殴ることはできませんでした。
しかしバリーは竜族との戦いや修行を経て、心も体も強くなりました。
以前殴れなかったガッシュを殴ることができたのです。
こんな成長の描き方ある!?!?!?と驚愕したのを覚えています。
バリー本当に良い男になったし、グスタフがバリーの成長を認めて、バリーの決断をすぐに受け入れているというのもすごく良い。
大好きなシーンです!
金色のガッシュ!!名シーン:273話「一緒に暮らしてくれるか ガッシュ?」

ゼオンーー!
幼少期のつらい体験、バオウをガッシュに奪われた恨みからガッシュをずっと憎しみ続けていたゼオン。
ゼオンとガッシュはファウードの最深部で対決します。
しかし清麿を殺されたというガッシュの憎しみに反応したバオウが覚醒し、ガッシュ自身がバオウに食われてしまいました。
バオウの真の力を目の当たりにしたゼオンは、父がバオウをガッシュに与えた真意に気づき始めます。
そしてガッシュの仲間やチェリッシュ、ロデュウが自分に反旗を翻す姿を見て自分の過ちに気づくゼオン。
ガッシュのバオウとゼオンのジガラティスの打ち合いで負けたゼオンは、ガッシュから奪っていたガッシュの幼少期の記憶を見たことで、自分が間違っていたとガッシュに伝え、ガッシュと和解するのでした。

本当によかった…
ゼオンも子供だったんだな…と思えるエピソードですよね…。親に愛されなかったという気持ちは子供の心を傷つけてしまうんだな…という。
それまで散々ひどいことをしてしまったゼオンが、自分が間違っていたと素直に認めてガッシュに謝る。
ガッシュはゼオンの謝罪を受け止めて「私とゼオン一緒に…家族一緒に暮らせるのだ」と言うのです。
ゼオンもガッシュも、それまでガッシュに対してゼオンにしてきたことを考えればこの謝罪も和解も簡単にできることではありません…
でも、この戦いの中でゼオンがガッシュとそのたちの想いを受け続けるという過程がいいんですよね。
その結果としてガッシュがゼオンを家族と認めることができる…。
ゼオンとガッシュの戦い自体もすごくカッコイイ。
本当に良いエピソードです…。
金色のガッシュ!!名シーン:300話「私はいつだってカバさんだった」

フォルゴレー!!
シン・ポルクを習得し、最強の一角となったキャンチョメ。
フォルゴレのショーのためにアメリカに行ったときに、パピプリオと出会います。
そこでパピプリオと友達になるキャンチョメ。
そこにゴームが襲ってきます。
キャンチョメはパピプリオを助けるため、シン・ポルクでゴームを痛めつけますが…
それを止めたのはフォルゴレ。
力に溺れてはいけないとキャンチョメを諭します。
それはフォルゴレが過去、ライオンのように尖って乱暴だった結果、両親からも恐れられ故郷からも追い出されたから…。
フォルゴレはそのときカバさんに小鳥が止まっているのを見て、カバさんのようになりたいと思ったそうです。
キャンチョメの攻撃を生身の体で受け止めるフォルゴレ。
「私はいつだってカバさんだった 私の姿はキャンチョメの目にはカッコ悪く映ってたかい?」

涙腺崩壊
フォルゴレにこんなことを言われたらキャンチョメは絶対に正気を取り戻します。
ここまで描かれてきたフォルゴレとキャンチョメのエピソードで、キャンチョメだけはフォルゴレのことを強くてカッコイイと信じていたのですから…。
ここで3巻の中表紙に戻ると、キャンチョメと出会った頃のフォルゴレはまだライオン感が残っていますね。
フォルゴレは異常なまでに丈夫だしメンタルも強いし男気に溢れてカッコイイキャラクター。
最後の最後で一番カッコイイ姿を見せてくれました。
またこの後、キャンチョメがゴームに鳥の絵を描いてあげるのがいいですよね。
これがなかったらゴームが味方になってくれることはありませんでした。
金色のガッシュ!!名シーン:311話「王様になるよりも幸せな心で」

ウマゴーーーーン!
クリアとの戦いは苛烈なものとなり、強力すぎるシン・シュドルクを2回使ったウマゴンの体はボロボロになってしまっていました。
それでもウマゴンは笑顔でガッシュを背中に乗せ続けます。
それは魔界にいた頃、ガッシュがウマゴンのお父さんを助けてくれたことを覚えていて、それからずっとガッシュのことが大好きだから。
ウマゴンは幼い頃、魔物を背中に乗せることがかっこ悪いと思っていましたが、お父さんは生涯の友を背中に乗せているのを誇りに思っているから幸せなのだというお母さんの言葉を思い出します。
もしこの戦いで王様になれなくても、本当に助けたいと思う人を助けられたらそれはすごく幸せなこと。
どんなに苦しくてもきっと笑顔で、王様になるよりも幸せな心で…
そしてウマゴンは笑顔で魔界に帰っていくのでした。

ここいつも泣いてしまいます
ウマゴンはずっとガッシュを背中に乗せて戦ってくれました。
最初は臆病で戦うことが嫌いでしたが、いつも勇敢に敵に立ち向かってくれて、いつもガッシュを助けてくれて…。
このシーンでその姿が走馬灯のように描かれているのがもうダメです。泣いてしまいます。
魔界に帰っていくのにウマゴンの顔が満足そうなのがまた涙を誘います。
魔界でガッシュと仲良くね…。
金色のガッシュ!!名シーン:316話「ガッシュの本の…あの輝きの色は…金…色」

タイトル回収キター!
クリアの消滅の力で腕も脚もやせ細って立つこともできなくなってしまったガッシュ。
もう心の力ものこっておらず絶体絶命と思ったその時…!
ガッシュの本が金色に輝き始めます!
「唱えれる!この呪文、術には、俺の心の力はいらない…この術を持っていた者の力があふれている!」
「たのむ!ガッシュを助けてくれ!ジオルク!!」

ダニーーーー!
いや、ここでダニーが出てくるのマジですごくないですか?天才では?
ダニーって結構序盤の味方でダニーボーイのエピソードだけでもめちゃくちゃ完成されていたのに、ダニーが「ジオルクしか使えない」ことすら伏線だったのかとびっくりしました!
自己回復能力を持っているのはダニーしかいないんですよね。この場面ではダニーが唯一の正解なんです。
ボロボロのガッシュをいの一番に助けに来てくれたのがダニーって…本当にすべてのキャラを大切にする漫画だ…。
そこからガッシュの友達になってくれた魔物がみんなでガッシュを助けに来てくれるのがアツイ!アツすぎる!!!
他にも、コルルが命を守る術を使うことができたというのもエモポイントですね。
ラスボス戦として100点満点。大好きすぎます!!!
金色のガッシュ!!名シーン:321話「お前がパートナーでオレは幸せだった」
クリアとの決戦が終わり、最後はガッシュとブラゴが残りました。
二人は日を改めて対決することに。
互いの力をぶつけ合う最後の戦い。
「バオウ・ザケルガ」と「シン・バベルガ・グラビトン」の対決になりましたが…
ブラゴは押し負ける結果となりました。
負けを悟ったブラゴはシェリーに感謝の言葉を贈ります。
シェリーの手をしっかりと握り、「お前がパートナーでオレは幸せだった」と…。

ブラゴーーー!
いやもうこれシェリーは一生他の男できないでしょう…。
ブラゴめちゃくちゃ良い男に成長しましたよね!
最初はシェリーを足手まといだと思っていたのに、次第にシェリーをパートナーとして認めて…。
出会った頃もブラゴは爆発からシェリーを守ったけど、クリアとの戦いでもブラゴはシェリーを抱きしめて守ってるんですよ…。
もうどんだけシェリーのこと好きなの…。
最初は悪役っぽい感じで見た目も子供だったのに、背もめちゃくちゃ伸びて体も心も大きくなったブラゴ。
尊い…。
金色のガッシュ!!名シーン:322話いざさらば
清麿の中学の卒業式。
ガッシュも見守る中、清麿は卒業の日を迎えました。
卒業式で歌った「蛍の光」
号泣しながら別れを惜しむ清麿とガッシュ…。
ガッシュは魔界に帰っていくのでした…。

みなまで言うまい…別れの名シーンです…。
金色のガッシュ!!の名シーンと無料で読む方法まとめ
『金色のガッシュ!!』の魅力と名シーンをまとめてまいりました!
10000字を軽く超える大ボリューム記事になってしまいましたが、ここまで読んで頂いてありがとうございました!
本当に…素晴らしい漫画ですよね…。
この記事を書くためにもう一度ガッシュを読み返しましたが、挙げたシーン全部で泣いてしまいましたw
本当はもっともっとあるんですけど…書ききれません!
ぜひぜひ、ご紹介した方法で無料で楽しんでくださいね♪
金色のガッシュ!!全話無料開放中!
