以下ネタバレしかありませんのでご注意ください。
全体的に「何があった?」「なんで?」しか言ってませんw
東京卍リベンジャーズが最終回を迎えました。
Twitter上ではソードマスターヤマトだの打ち切りだの、ひどい言われようでしたが…
ひとまず大団円となって良かったのではないでしょうか。
私も、大筋では肯定的です。一番最初の過去に戻って全部やり直しして終わらせるしかないよな、と思っていましたしブログでもそう書いてきていましたので…
すべての人が納得できる最終回って難しいですよね。
私は『金色のガッシュ!!』『からくりサーカス』『烈火の炎』『鋼の錬金術師』あたりの終わり方が大好きです。
要するに、誰にも文句を言わせないぞ!っていう大団円が好きなんですよね~。
逆に、ストーリーの途中の展開的に、誰にも文句を言わせない大団円ができない作品もあると思うんです。
途中で仲間がたくさん死んでしまったり、主人公が闇堕ちしてしまったりすると、ハッピーエンドに向かいにくいですよね。
『進撃の巨人』や『鬼滅の刃』のようなビッグタイトルも、最終回には賛否両論あります。
『東京卍リベンジャーズ』もそのタイプの作品で、場地さんを筆頭に死んでいったキャラクターってそれなりの覚悟があったわけですし、タイムリープを繰り返す中で「その軸」でしか展開されない素晴らしい物語があって、場合によってはそれがすべて「なかったこと」になってしまう。
その一方で全員生存のハッピーエンドを望む声も大きくあったはずです。
つまりこれまでの物語の進行上、誰もが納得する最終回にはならない、という前提があることを理解しておく必要があるでしょう。
前置きが長くなりましたが、私の東リベを最終回まで読んだ感想を一言で表すなら…
最初に戻ってやり直すという展開になってくれたのは良かった。
でもそのやり直す過程を100話くらいかけて見たかった。
といったところです。やっぱり、最終2話分を2年くらいかけて読みたかった~~~~~
現状、飲み込めない部分が多くて…
というのも、このブログはイヌピーブログですから。
イヌピー周りはそれでいいんか!?!?!?ということが多く…
以下で思ったことや感じたことを書き連ねてまいります。
「最後の軸」でのイヌピーの行動
武道がマイキーと一緒に小学1年生に戻った。
そしてそれから、マイキーの事故などさまざまなことを回避し、最高の未来へ向けて進むという時間軸でのイヌピーは…
- 火傷がない
- 大寿、ココとともに黒龍になる
- 大寿、ココとともに東京卍會漆番隊になる
- 真一郎の経営するS・Sモーターズで働く
- (ココは稀咲と一緒に金持ちになっている)
以上。手がかりが…手がかりが少ない!!
火傷がない
まず、火傷がないということから。火傷のないイヌピーの顔綺麗すぎてビックリでしたよね。知ってたけど。
ともあれ、火傷がないということは「火事がない」もしくは「火事はあったがイヌピーだけ綺麗な状態で助かった」ということですよね。
まぁ、火事がなかったと考えるのが自然だと思いますが、そうするとココの行動に説明がつかない。
イヌピーは赤音のことがあろうがなかろうがバイク好きだし真一郎クンに憧れて不良になっていた可能性もあるかと思いますが、火事がない=赤音が無傷という状態で、ココがイヌピーと一緒に不良の道に入るか?という話なんですよね…
赤音が生きていて、ココが初恋を成就させていたら、ココは赤音とのデートやらなにやらに忙しくて不良なんてやってられないはず。
武道のように変えたい未来があったわけでも、ドラケンのようにバイクが好きなわけでもないので。
つまり、ココが赤音にフラれた、もしくは赤音は亡くなっているというココにとってだけBAD ENDだった可能性もあるわけです。
それならイヌピーの行動もわかるんですよね。以前と同じだから。
大寿、ココとともに黒龍になる
イヌピーはなんで大寿と一緒に黒龍になったんでしょう。
イヌピーが黒龍を復活させたかったのは、憧れの真一郎クンが作った黒龍を蘇らせたかったから。しかし当の真一郎クンは生きています。
特に大寿を頼る意味も悲壮感もなさそうなんですよね…わざわざココを巻き込んでまで…
そもそも、真一郎クンが生きている時点でイザナがあんなことにならないと思うので、黒龍も…ってとこではあるんですが。
というか、大寿とココと黒龍を結成している時点で、「ココは金稼ぎの天才」設定が生きてるってことなんですよね。
ココは何で金稼ぎをしようと思ったのかというと、言うまでもなく赤音の火傷を治すためなわけです。
やっぱり赤音は亡くなってるのかな?
それとも単に金稼ぎが楽しくなった?(だからフラれたんか?)
もう、ここが、謎。黒龍結成の謎。何があったのか教えて…
「柴家の3人」「ココ君 イヌピー君」って1コマで終わらせていいことじゃないのよ…
大寿、ココとともに東京卍會漆番隊になる
大寿とココ、イヌピーが仲良く東卍に入っています。
きっと武道が八戒や三ツ谷をなんやかんやして、大寿君を説得したんでしょう。そこはまぁわかります。
でもココとイヌピーの関係って、武道がなんやかんやしてどうなるようなものでもなかったと思うんですよね~~~
イヌピーが武道を慕っていたのは、真一郎クンの面影を見たから。
でも当の真一郎クンは生きて(以下略)
聖夜決戦の後、ココとイヌピーが決別してしまったのは、情や信念を重視するイヌピーと金やポストを重視するココの間に溝ができてしまった。
しかしみんなまとめて東卍になるということは、その溝は埋まったんか?しかも天竺もちゃんと結成してるし…天竺だって、金を稼ぐココを引き入れたかったわけですよね…
ここなにがあったん???????
真一郎の経営するS・Sモーターズで働く
なんやかんやあって、イヌピーは真一郎クンの経営するS・Sモーターズで働いています。
これは想定内、というかこうなるしかないでしょう、キャラ的に。
個人的にはドラケンも一緒にバイク屋やっていて欲しかったですが、ドラケンがマイキーの相棒としてバイクの整備しているというのもいいなと思ったので、そこは大丈夫です。
しかしやっぱり納得できないのはココ。
ココは稀咲と一緒に経営者になっています。
いや~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~これ何?なんで??????????
まず、ココがお金持ちになってるの、なんで????
いや、「黒龍に入った」時点でココ金稼ぎの天才ルートには突入しているんですが…
赤音はどうなったん??って話ですよ。
少なくとも火事前のココは金稼ぎに対するモチベーションなんてものはもちろんなく、あったのは赤音への恋心だけです。
そしてその時点ではココは赤音に振り向いてもらえることはなく、ここから頑張って男を上げて、赤音を振り向かせなければいけなかった。
それに対するココの出した答えが「金持ちになって赤音さんを迎えに行く」ってことだったのか…?
ということで、逆に赤音は金持ちになったココに「素敵…」って心を開くような女だったのか?という話ですよ。
「そうだ」という結論になってしまった(もしくは単にココが赤音にフラれた)わけですが、これが私個人としては一番残念だったところです。
もっとココには手の届く範囲で幸せになって欲しかったっていうただの願望です。
ココは初恋を実らせ、5歳年上の奥さんと子供と幸せに暮らしている。しょっちゅうアポなしでやって来る義理の弟をあしらいながらも一緒にお酒を飲んで笑い合う。
そんな未来が良かった~~~~~~~~~~もう幻だ~~~~~~~~~~~
このイヌピーとココの未来に至るまで
とまぁいろいろと考えて、私はこのイヌピーとココの未来にまったく納得はしていないのですが、理解しようと試みてみました。
- 火事→なかった
- 真一郎クンカッケ~ってなったイヌピーが黒龍に入る
- 真一郎クンは黒龍を解散する
- 真一郎クンは生きているけど、真一郎クンの黒龍を蘇らせたいとイヌピーは考える
- イヌピーとずっとマブなココはイヌピーにくっついて黒龍に入り、大寿を紹介する
- 3人まとめて東卍傘下に入る(天竺はココを勧誘に来ない)
- お金持ちになったココはイヌピーも養う
ココの尊いところって、赤音を助けられなかったことを引きずって、イヌピーに赤音を重ねてしまう(眠っているイヌピーにキスしてしまうほど思い詰めていた)のと同時に金稼ぎを辞められなかったところだと思っていたので、大前提が崩れるとただの金持ちになっちゃうんですよね…お金を持っているのはいいことなんですが…
イヌピーとココがずっとマブなのはいいことです。つまり…うーん、赤音のことをすっかり忘れていれば、わからんでもない未来だったっていうことですかね…
赤音にフラれた腹いせで金稼ぎ始めたら才能が開花して、ビジネスパートナーとして稀咲を選んだっていうのが一番しっくりくるので。
なんかまだ、飲み込めそうにないな…